
夫のうつ症状が脳ビタミンで改善し
物忘れがへってノロノロ歩きが一変した
※主婦 田辺 千里(62歳)
まるで90歳の老人のよう
私の夫(66歳)は、五十代後半から、うつ症状を示すようになりました。精神科へかかるようになって、かれこれ十年以上になります。夫の主な症状は不眠だったので、定期的に病院へ通い、睡眠導入剤などの投薬治療を行ってきました。
そのうつ症状がひどくなったのは、今年の春先のことでした。突然、「人と話したくない」と家に引きこもるようになったのです。四月ごろからは、毎週参加していた地域のグランドゴルフへ行かなくなり、毎朝続けていた散歩もしなくなりました。
気分転換にと、なんとか買い物へ連れ出そうとしても、外へ出たがりません。いつも沈んだ表情をして、生き生きしたところがまったくなくなってしまったのです。
もともとは冗談をよくいう夫でしたが、口数も極端に少なくなりました。こちらから話しかければ応答はするものの、自分から話すことはまったくなくなりました。
食欲もなくなり、以前の半分ほどしか食べなくなりました。声もか細く、力がない感じで、家の中を歩くときも、しんどそうにノロノロ歩きます。その様子は、まるで九十歳の老人のようでした。
さらに、もともと不眠気味だった夫は、さらに眠れなくなったようでした。なかなか寝つけず、やっと眠れても眠りが浅いせいか、夜中によく目を覚ましていました。
そのため、日中は「疲れる、疲れる」といって、一日じゅうゴロゴロしているようになったのです。物忘れも激しくなり、さっきいったことさえ、すぐに忘れるようになりました。
私の冗談に笑うようになった
脳ビタミン食品のことを知ったのは、そうして迎えた六月のことです。病院での検査を受けたのですが、脳にはとくに異常は認められなかったものの「前頭葉の働きが弱っているかもしれませんね」と医師にいわれたのです。そして、「いい健康食品がありますよ」と紹介されたのが脳ビタミン食品だったのです。
脳ビタミン食品は顆粒状で、一回分ずつ袋に入っています。ビタミンB12が豊富に含まれており、脳や神経を修復するといいます。夫は毎日一回、夕食後に水といっしょに飲むようになりました。
それと前後するように、夫は入院することになりました。といっても、症状が悪化したというわけではありません。うつ症状の夫に向き合って生活している私のほうが、ストレスから胃炎になってしまい、それを見かねた先生が、夫の入院をすすめてくれたからです。
夫は、入院先の病院でも、先生に処方された薬と並行して、脳ビタミン食品を飲みつづけたのですが、脳ビタミン食品を飲み始めて二週間ほどたったころから、夫の状態が目に見えてよくなってきたのです。
病院を訪れると、か細かった夫の声が大きくなっていて、ノロノロと歩いていた姿から一変し、シャキシャキ歩くようになったのです。
看護師に様子を聞くと、「ご主人のほうからポツポツと話かけるようになりましたよ。夜もよく眠れています」といわれ、とてもうれしく思いました。ここ何ヶ月も、夫が自分から人に話しかけることなどなかったからです。
けっきょく、夫は約一ヵ月半入院し、八月末に退院しました。よく眠るようになり、徐々に以前の元気が戻ってきました。夫がここまで回復したのは、薬の相乗効果もあるのでしょうが、私は入院中も欠かさず飲み続けた脳ビタミン食品のおかげだと思っています。
脳ビタミン食品を飲み始めて二ヶ月半後の十月には、習慣だった毎朝の散歩に行くようになり、やめていたグランドゴルフにも週に二回出かけるようになりました。
食欲も出てきて、以前のように食べられるようになったのです。私の冗談に、笑うようになったのもうれしい変化でした。
やはりそのころから、頻繁な物忘れも少なくなったようです。「ついさっきいったことを忘れる」ことはほとんどなくなって、ホッとしています。
▼アドバイス (駅ビル医院せんげん台院長 周東 寛)
近年の日本ではうつ病が急増していますが、とくに初老期はうつの危険年齢です。この年代では、うつをきっかけとして、本当の痴呆に移行する場合もあるので要注意です。
脳ビタミン食品は、B12を初めとする、ビタミンB群、種々の栄養成分が含まれ、脳細胞の活性化や 脳血管の動脈硬化抑制に効果を発揮します。痴呆とうつ、両方の有効例が多数ありますから、田辺さんのようなケースには最適です。
また、単なる加齢による物忘れや集中力の衰えなども、脳ビタミン食品で改善できる場合が多いのです。
明るく活発だった人が、急に無口・無表情になるのは、痴呆・うつに共通の赤信号です。こうした変化に気づいたら、検査を受けるとともに、脳ビタミン食品を摂取するといいでしょう。